きみはカラオケが得意かね? | |
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人並みには… | |
じつは、カラオケが苦手という人が、けっこういるのだ 立派なコンプレックスだよ。カラオケの存在は… |
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なぜですか?楽しいのに | |
たしかに大きな声をだし、歌い、踊り狂うのは楽しい | |
踊り狂い… | |
宴会、合コン、友人たちとの集まり、ママさん達の懇親会 老若男女を問わずに、私たちの生活に深く関わっている |
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そこまで真剣なモノではないと思いますが 身近な存在であることは、たしかですね |
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ゆえに苦手な人にとっては、ツライのだよ 肩身が狭いのだよ。みじめなのだよ。針のむしろなのだよ |
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そこまで言うか… | |
実際に私も昔はそうだった | |
そうだった?いまは違うのですか | |
うむ。それなりに厳しい修行を積み 経験値を積んでレベルアップしたのだよ |
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ドラクエみたいですね | |
昔は、人前で歌うことなんて…恥ずかしくて出来なかった | |
雰囲気に慣れないうちは、そうですね | |
苦手な人に多いのが、この恥ずかしい現象だ | |
現象って…勝手に名前をつけて | |
しかし、この恥ずかしい現象は、経験値を積むことで解消できる | |
なにごとも慣れが必要ですから | |
しかし根本的な問題は、そこではないのだ! | |
??? | |
一番大切なのは、歌う姿勢だ | |
姿勢?背筋を伸ばして歌うのですか? | |
違う!堂々と歌う態度を身につけることが大切なのだ!! | |
堂々と歌う態度ですか? | |
そう。自信なげに、ビクビクしながら、か細い声で 棒読みされたカラオケは、見ていてかなりツライものがある |
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たしかに… | |
まさに拷問そのものだよ | |
… | |
まずはカラオケに自信を持つことが大切なのだ | |
それが出来れば苦労はしないかと… | |
結論を急ぐな。自信を持てるようになるコツがあるのだ | |
そんなものが!? | |
・自分の声を知る・持ち歌を何曲か決める ・持ち歌の曲を暗記するまで繰り返し聞く |
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「声」と「持ち歌」はわかりますが、暗記は必要ないのでは? | |
コイツが重要なのだ。カラオケ画面の文字を目で追いかけていた のではリズム感が悪くなる。つまりノリが悪くなるのだ |
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ノリですか? | |
ノリだ。曲の隅々まで知り尽くしていれば、少なくともリズム感は バッチリ歌える。声の質が悪くてもそれなりに聞こえるモノのだ |
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なるほど | |
続いて声の問題だが… | |
バケツを頭からカブって発生練習とか? | |
そこまでする必要はない。自分の声がどのくらい続くか どの音程までカバーできるかを知るのだ |
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ふむふむ | |
自分の声を知ったら、次は音程を3段階に分ける 単純に弱中強でよい |
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低い・普通・高い 音程に分けるのですね | |
うむ。あとは、持ち歌の調子に合わせて それらを使い分けるだけでよい |
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それだけでいいのですか? | |
うむ。コレだけで充分だ。かなり歌が上手くなるぞ | |
本当ですか…? | |
本当だ!勘違いしてはいけない カラオケはあくまでカラオケ。モノマネではないのだよ |
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つまり、プロの歌手のように上手に歌う必要がないと | |
そういうことだ。プロが歌っているものを簡単にマネできるわけがない よほどの歌唱力を持っているのならば、べつだがな… |
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そんな人はカラオケで、コンプレックスを感じたりはしませんね | |
うむ。ある程度の音程を使い分け、リズムよく歌えば 立派に人前で通用するカラオケにレベルアップするのだ |
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なるほど | |
慣れないうちは、声が震えたりするものだが 練習を積むことで、その辺のことは克服できる |
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なにごとも慣れですね | |
これらのコツを頭に入れて練習するのと ただ、ガムシャラに練習するのとでは、かなりの差がでるぞ |
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ふむふむ | |
もう一つ、安くて効果抜群のカラオケ練習方法がある | |
どのような方法なのですか? | |
見とり稽古だ | |
見とり稽古?踊りの稽古などで、人の稽古を見て勉強する | |
そうだ。その見とり稽古だ | |
カラオケの練習なのに、見るのですか? | |
正確には、カラオケの上手な人を手本にして 上手に歌うコツなどを勉強するのだ |
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勉強になるのですか? | |
かなり勉強になるぞ 周囲を探せば一人ぐらいカラオケの上手な知人がいるだろう |
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一人でいいのですか? | |
一人でないと駄目だ。その人と二人でカラオケに行くからな | |
二人っきりでは、寂しいような… | |
練習に行くのだから、盛り上がる必要はない 人数が多いと、順番待ちで練習にならないからな |
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そうですね | |
かといって一人だと、連続で歌うことになり、ノドを痛めるぞ | |
ドリンクを持ってきた店員と、妙な空気になるのもイヤですね | |
あのバツの悪さはないからな | |
経験済みですか… | |
上手い人というのは、なにがしかのコツを掴んでいるものだ それを直伝してもらうのだよ |
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なるほど | |
最初から上手い人というのは、まずいない みんな、ある程度は練習を積んでいるものだ |
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いわれてみると、確かにそうですね | |
練習方法は、こんなところだが、他にもいくつかの注意点がある | |
それはなにですか? | |
無茶な選曲はしないことだ | |
無茶な選曲? | |
いくら好きだからといって 初心者がホイットニーヒューストンとか歌えるわけがない |
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いきなり外人ですか… | |
バラード系の曲やスローテンポな曲も避けるのが懸命だろう | |
駄目ですか? | |
モロに歌唱力の差がでる ヘタクソの歌うバラードなんて悲惨だぞ |
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では、どのような曲がオススメなのですか? | |
ある程度、勢いのある曲がオススメだ 勢いとノリで押し切れる |
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勢いとノリですか… | |
勢いとノリです | |
… | |
そうアキれるな。慣れてきたら自分なりにコツが掴めるので 好きな曲にチャレンジできるようになるから |
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なるほど |
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